2010年10月9日土曜日

音楽を楽しむ

新しくブログを始めることになりました。このブログでは、主に音楽について私が日頃考えていることを書きたいと思います。あなたが、音楽を楽しまれる上で多少とも参考にしていただければ幸いです。

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私達が普通に音楽と考えているものにも、実にいろいろな種類があります。
多くの人はまず「歌」を思い浮かべるでしょう。歌にも演歌、民謡、歌曲、ポピュラーソング、ジャズソング、ミュージカル、歌劇などがあり、その種類は、細かく分ければ相当な数になると思われます。

一方、音楽はよく世界共通語とも言われます。この場合は、言葉の要らない「器楽(instrumental)すなわち楽器だけで演奏される歌の無い音楽)」が特に重要な役割を果たすと思われますが、歌でも言葉が全く分からない場合は、聴く人にとっては器楽と同じことになると言えるでしょう。

世界共通語としての音楽では、器楽が重要な役割を果たすだろうと言いましたが、実際には、どの国でも日常生活では、やはり歌が中心になっているようです。歌は歌詞という言葉を使う音楽ですから、この歌詞を仲立ちにして、何時でもどこでも多くの人たちとでも共感し合えるという特徴がありますので、それは当然でしょう。

特に大ホールのコンサートで、飛んだり、跳ねたり、叫んだりしながら楽しめることに加えて、カラオケ装置の普及がこの状況を確実なものにしていると思います。私も子供の頃から歌は好きでしたし、最近はその機会がほとんどなくなりましたが、以前は下手なりにカラオケにもよく行きました。

これはどちらが良いとか悪いとかいう問題ではありませんが、同じく音楽と呼ばれていても、歌と器楽はかなり性格が違います。当然、聴き方も、聴く人に与える感動の種類も全くと言って良いほど違います。そこで、その違いについ
て少し考えてみましょう。

歌は、詩(うた)です。すなわち言葉が基本になっている芸術です。私は、歌は音楽とは言っても、かなり文学に近いと思っています。要するに詩の朗読に味付けとして音楽が付いているものだと思っています。

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