2010年10月20日水曜日

music sensitivity_listening classical music_popular song_popular music_karaoke system_speaker_headphone_earphone_sound level

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こうして、音楽  music  がちゃんと聴こえるようになった人は、言葉の助けを借りなくても、音から直接に音楽の持っているメッセージを受け取ることができるようになります。それは音に対する感受性  sensitivity  が高まったことを意味します。すなわち、普通の人ではあまり活発に働いていない脳の部分が発達したと言えるでしょう。つまり、右脳と左脳の役割分担の説が正しいとすれば、あなたの右脳が発達したということになり、あなたの総合的な能力の幅がかなり拡がったことになるはずです。

私は専門家ではありませんのでこれ以上学問的なことは言えませんが、私が体験したところでは、クラシック音楽を聴く listen to classical music タイプの人には、聴かない人と比べて一味違う個性があります。私は、技術屋として多くの人達と協力し合って仕事をして来ました。そうしたメンバーの中にはクラシック音楽  classical music  を聴く人も居ましたが、彼らは例外なく良い仕事をしてくれました。私が観察したところでは、彼らには共通して次のような特徴がありました。
[1]状況についての読みが確かである、
[2]仕事に対して自分なりの展望を持っている、
[3]着想が豊富で決断も早い、
[4]構想力があって仕事の組み立てが上手である。

これらの特徴は、様々な形で構成された構造を持っているクラシック音楽を聴く習慣から生まれる個性だと私は考えています。仕事上の新しいメンバーと出会ったときに、クラシック音楽を聴く人だと分かると、ある程度確かな仕事をする人だという安心感がありました。これは先入観による偏見ではなく、私がかなりの数の人達を観察した結果の結論であり、仕事を辞めた今でもかなり確かな判断の目安であったと思っています。

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