2010年10月11日月曜日

音楽を楽しむ

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歌の他にもダンスを楽しむための音楽もあれば、歌劇やミュージカルのようにドラマ、歌、器楽演奏、舞台装置、衣装、照明といった多くの要素が一度に楽しめる、まさに総合芸術と言える豪華なものもあります。どれも皆音楽の重要な分野です。

たしかに、言葉や視覚的なものも合わせて楽しむための複合音楽が主流ですが、純粋に音だけを楽しむための音楽もまた素晴らしいものです。これは言葉や視覚的なものの助けを借りないので、少し馴染みにくい面はあるかも知れませんが、他の音楽とはかなり違った味わいがあって、独特の感動を与えてくれます。

決してこれこそが本当の音楽だと言う訳ではありません。音楽の種類が違うと言うだけのことです。音だけを楽しむ音楽とは、歌劇やバレエなどの複合芸術を除いた音楽で、その代表的なものはクラシック音楽です。

このクラシック音楽が楽しめるためには、多少聴き方に注意しなければならない点があります。それをお話して、音楽を楽しむ上での参考にして頂きたいということが、このブログの最大の目的です。

クラシック音楽の聴き方について書かれた本が、これまでに数え切れないほど出版されています。音楽の歴史、作曲者の紹介、楽曲の解説、楽曲にまつわるエピソードなどが書かれています。しかし、先に述べた音楽を聴く時に注意しなければならない点というのは、誰でも気付きそうに思えることなので、これらの本には全く書かれていないのです。しかし、実際にはそれらの「注意事項」に気付かないで聴いている人がたいへん多いのです。そのために、聴いているつもりでも、「音楽が十分には耳に入っていない」という結果になってしまっているようです。それで、何回も聴いているけれどもあまり楽しめない、よく分からないという人が多いのです。

私は、決して音楽の専門家ではありません。長年クラシック音楽を聴いて楽しんでいますが、演奏家でも学者でもありません。したがって、このブログでは、専門的な説明や楽曲の解説などは致しません。そういうことは他の書物を参考にしてください。ただし、私自身が、音楽のどういうところに面白さを感じているかということは、後で多少お話するつもりです。

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